OrangeTabletシリーズで考えるレストランのミライ

OrangeTabletシリーズの営業を担当する丸山氏は、Orange POSの立ち上げ当初から、タブレットPOSの営業及び商品開発に責任者として長年携わってこられました。
今回は、丸山氏にレストランとOrangeTabletシリーズの関わりについて語っていただきました。

レストランの未来のために

OrangeTabletシリーズは店舗管理システムなので、オペレーションに関わる部分、管理に関わる部分、お店の未来に関わる部分が店舗にとって魅力的なシステムだと思っています。

オペレーションに関しては、店舗スタッフのニーズ、ひいては来店されたお客様が受けたいサービスを実現するためのインフラであることが求められます。

管理側から見ると、店舗で起きていることがリアルタイムで分かることが大事になってきます。
それは「売上が分かる」というだけでなく、売上を構成する要素、「誰が」「いつ」「どんなものを頼んだか」、「どのスタッフが」「何をしていた」という店舗の生の状況が把握できることが重要なのです。

お客様を生涯顧客にするためのインフラ

現代では、お客様のほうが店舗の情報や、どこにどんなお店があるかということをよくご存知です。お客様ご自身が情報を持っている時代なので、お客様に選ばれるお店にならなければなりません。選ばれるお店になるには、どのお客様を選ぶかを決めなければならない。つまりターゲットをあらかじめ想定して、どういう接客をするか、オペレーションをするか、どういうインフラを作るか、選ばないといけない。そこを真剣に考える店舗に向けてのシステムがOrangeです。

一度でも来店されたお客様を、何度も、長期間通ってもらえる生涯顧客にする。そのためのインフラがOrangeシリーズ。それが開発の前提になっています。
Orangeが提唱する「未来のビジョン」に乗ってくれるレストランにOrangeが活用されればいいと思っています。乗ってくれるレストランというのは、どちらかというと高級業態に多いようですね。
デフレから徐々に脱却しつつあり、激安居酒屋チェーンなどの業態は経営が成り立たなくなっており、「自社の顧客を決める時代」になってきていることも背景にあるのではないでしょうか。

レストランは不動産業である

世の中にある物件を構える業種のすべては、場所を借りたり、買ったりして、その場所に付加価値をつけて販売をする、不動産業だと考えています。
レストランは食事をするところですが、不動産の上にマスを区切ってテーブルを置いて、そのテーブルに時間に対して料理という付加価値をつけて提供し、対価をいただいている、といえると思います。
その土地をいくらで売るか、坪単価という言い方をしたりするし、高付加価値をつければつけるほど単価が上がります。

学習塾などでも、教室という場所に教育という付加価値をつけて販売しているし、マッサージ店ではマッサージスペースに施術という付加価値をつけて販売しています。その付加価値の原価として人件費があります。

では改めてレストランの付加価値とは何か?たとえば「料理がおいしい」こと。これはどのお店でも追求していることですね。世の中のいろんな飲食店がメニュー開発をしていて日々研究されている。そこで圧倒的に他社との差をつけるとなると、なかなか難しいところですね。味の好みや文化の違いなど、主観的な違いが生まれやすいです。では、万人共通で付加価値を見せやすく、差をつけやすい付加価値は何かというと、接客であり、サービスであると私は思います。

料理で付加価値をつけようとした時代があり、その次に店舗の内装で付加価値をつけようとした時代がありました。ほとんどのレストランには最初からその付加価値がついているわけです。料理がおいしくて、内装が綺麗というお店は結構ありますね。ここに新たに付け加えることができる付加価値は、人によるサービスだと思います。
Orangeシリーズは、こうした高付加価値を生む土壌になるという思想に基づいて開発されています。

レストランがお客様をファンにするための機能とは?

では、具体的にどんな機能があるのか、いくつか上げてみましょう。

Fire機能

ホールスタッフが、お客様の食べる速度を見て、いつ次の料理を提供したらいいかを厨房にリアルタイムで伝えるための機能です。
お客様に「次の料理はまだだろうか」と思わせないために考えられた機能です。料理を出すベストタイミングをはかることで、付加価値を生み出しています。

レシピ機能

レストランで料理について質問をした時に「少々お待ちください、厨房に聞いてきます」と待たされた経験は誰しもあると思います。お客様からの質問に、ホールスタッフ全員が答えられれば完璧ですが、教育コストもかかります。

Handyにレシピが表示されていれば、お客様をお待たせせずにレシピの質問にお答えすることができます。レクチャーにかかる時間やコストをおさえ、なおかつお客様をお待たせしない、という付加価値を生むことができます。

配膳機能

配膳してから、どのくらい時間が経っているかを表示する機能です。ドリンクのオーダーを取りにいけばいいかなど、お客様のテーブルを直接見なくても推測してスタッフが動くことができます。

コース料理専門のUIも開発しています。複数のお客様の希望したコースのオーダーを五月雨で取っていけるようになっています。
いくつか機能を上げましたが、これは多数ある機能の一部です。
どれも飲食店さんがやりたい、やれたらいいなと思っているオペレーションです。飲食店のホールスタッフは接客が好きな方が多いので、スタッフさんたちがやりたいオペレーションをするためのツールをOrangeには実装しています。

管理面から見るOrangeシリーズの特長

「どのスタッフが」「いつ」「どれだけ注文をとったか」という情報が分かるシステムは、他にありません。OrangeHandyは注文に関する情報がすべてクラウドサーバーにアップされ、配膳時間の集計や、注文から配膳までの時間が見えるなど、スタッフごとの細かい管理と分析が可能になります。

ホールスタッフを、実態に合わせて評価できるツールでもあります。管理本部が実態に合わせて評価するからこそ、スタッフの質が向上し、接客による付加価値がつけやすくなります。

OrangeTabletシリーズがワンシステムを採用する理由

従来はPOSはPOS、予約は予約など、バラバラのシステムでした。それらをワンシステムにすることで、予約を取ったお客様の情報がPOSで見られて、そのお客様が何を食べたかまで把握できるようになります。

ワンシステムの特長は、次にお客様から予約の電話が来た時に、画面を見ながら「○○様、前回召し上がった料理はいかがでしたか?」という質問ができたり、「この前と同じものをください」とオーダーされた時に「はい、かしこまりました」とすぐにお応えできる。お客様にとって「お店は自分のことをわかってくれている」という特別感や、以心伝心のような気安さは嬉しいものです。「あのお店に行くと居心地がいいからまた行こう」と思ってもらいやすくなります。こうして、接客による付加価値を生むことができるのです。

今お話したような接客ができる飲食店は多くありません。しかし、OrangeならPOSだけでなく、OES(オーダーエントリーシステム)、Reserveなど、情報を一元管理するワンシステムですから、導入によって接客による付加価値を生むことができます。

すべては、Orangeを導入されたレストランが訪問するお客様を接客し、高付加価値を生み出してもらうための機能なのです。